異常番号 | 異常内容 | 考えられる原因 | 対策 |
E001 |
受水槽満水 |
・電磁弁動作選択で「手動開」が選択されているため水が入り つづけている。 ・ボールタップが故障して水が止まらなくなっている。 ・流入電磁弁が故障して水が止まらなくなっている。 ・電極ホルダー内に水が浸入している。 ・電磁弁タイプの設定(P103)が間違っているため、電磁弁 閉水位にもかかわらず電磁弁が開き水が出ている。 |
・電磁弁動作選択を「自動」に する。 ・ボールタップを点検・交換。 ・流入電磁弁を点検・交換。 ・電極ホルダー部の点検・整備。 ・使用している流入電磁弁の タイプにあわせ電磁弁タイブの設定を行う。 |
E002 E003 |
受水槽減水 空転防止 |
・水槽選択で使用していない (電極棒を接続していない・清掃中)水槽を選択している。 ・電磁弁動作選択で「手動閉」を選択しているため、受水槽に水が供給されない。 ・ボールタップが故障して、 水が出なくなっている。 ・流入電磁弁が故障して、 水が出なくなっている。 ・電磁弁タイプの設定(P103)が間違っているため、電磁弁 開水位にもかかわらず電磁弁が閉じ、水が出なくなっている。 |
・水槽選択で使用している水槽を選択。 ・電磁弁動作選択を「自動」に選択。 ・ボールタップを点検・交換。 ・流入電磁弁を点検・交換。 ・使用している流入電磁弁のタイプ にあわせ電磁弁タイプの設定を行う。 |
E004 |
電極異常 |
・電極棒配線の接続不良・断線。 ・電極ホルダー部の接触不良。 ・電極棒配線の配線間違い。 ・電極棒配線の接続不良・断線。 |
・電極棒配線の点検・整備。 ・電極ホルダー部の点検・整備。 ・電極棒配線の点検・整備。 ・電極棒配線の点検・整備。 |
E006 |
起動頻度異常 |
・圧力タンクのダイアフラムが破損し、ポンプ停止時に圧力を保持できなくなり、ポンプ起動 回数が増加している。 ・漏水・または蛇ロの締め忘れにより、小流量で水が使用され つづけている。 ・フロースイッチが正常に動作しておらず、常に小流量を検出している。 |
・圧力タンクの点検・交換を要する。 ・配管を点検・整備する。容量の大きい圧力タンクを併設する。 ・フロースイッチの点検・交換を要する。 |
E051 |
圧力発信器異常 |
・圧力発信器が故障している。 ・配管が凍結している。 |
・圧力発信器の点検・交換を要する。 ・保温材で配管を保護する。または、凍結防止仕様に改造する。 |
E080 |
EEPROMエラー |
・制御基板の記憶素子が故障している。 |
・制御基板の点検・交換を要する。 |
E101 E201 |
1号過負荷 2号過負荷 |
・仕様範囲外の流量で使用したため、過負荷となった。 ・軸受が損傷したことにより、過負荷となった。 ・ポンプが異物をかみ込んだことにより、過負荷となった。 ・電源電圧が降下したことにより電流値が増加した。 ・電動機の不良により過電流が流れた。 ・動力線が欠相となり過電流が流れた。 ・電磁開閉器の接点が不良となり、モータに供給する電源が不平衡になった。 ・サーマルリレーの設定値が間違っている。 |
・ユニット仕様範囲内に収まるように負荷を調整する。 ・軸受の交換を要する。 ・ポンプの分解点検を要する。 ・電源容量が不足していないか確認・整備。 ・電動機の点検・交換を要する。 ・動力線および端子を点検・整備。 ・電磁開閉器の点検・交換。 ・ポンプ銘板に記載されている定格電流値を確認し、正しい設定値に設定する。 |
E102 E202 |
1号 吐出圧力異常低下 2号 吐出圧力異常低下 |
・呼水不足または水が抜け落ちているため、揚水不能となった。 ・吸込配管から空気が混入し本来のポンプ能力が出ていない。 ・TJバルブが閉じているため圧力を検出できない。 ・起動設定値がポンプの能力を超えた値に設定されている。 ・ポンプ・電動機不良、動力線外れ等によりポンプが回転していない。または逆転している。 ・吸込配管・ポンプなどに異物が詰まり、流路を塞いでいるため揚水不能となった。 |
・呼水を十分に行う。水が抜け落ちる場合は吸込配管を点検・整備する。 ・吸込配管を点検・整備する。 ・TJパルプを開け圧力発信器部に通水する。 ・ポンフの能力を確認し、起動設定値を正しい値に設定する。 ・回転方向の確認。配線の点検・整備。さらに分解点検を要する。 ・ポンプの分解点検を要する。 |
E103 E203 |
1号漏電 2号漏電 |
・漏電ブレーカの2次側電路のどこかで漏電している。 ・漏電ブレーカが故障している。 |
・漏電箇所を調査し改善する。 ・漏電ブレーカの点検・交換を要する。 |
E104 E204 |
1号高温 2号高温 |
・フロースイッチが正常に動作しておらず、水を使用して いない状態でポンプが停止できくなり高温になった。 ・漏水など水の使用量が少ない状態が継続したため、ポンプ内部に攪拌熱が蓄積し高温になった。 ・圧力タンクのダイアフラムが破損しホンプ停止時に圧力を保持できなくなったため、水を使用していない状態でもポンプが運転してしまい高温になった。 ・仕様範囲を越える水温の水が流入した。 ・高温センサが故障している。 |
・フロースイッチの点検・交換を要する。 ・配管を点検・整備する。 容量の大きい圧力タンクを併設する。 ・圧力タンクの点検・交換を要する。 ・使用状況を確認、改善する。 ・高温センサの点検・交換を要する。 |
E105 E205 |
1号フロースイッチ異常 2号フロースイッチ異常 |
・フロースイッチが故障・断線。または異物のかみ込みなどにより正常に動作できなくなっている。 ・フロースイッチもしくは電動機の配線間違い。 |
・フロースイッチの点検・交換を要する。 ・点検・整備する。 |